歯痛のツボ

11月に入り、ようやく爽やかで気持ちよい秋晴れが続いていますね。

例年になく雨の多かった10月、

台風の襲来とともに喘息発作や頭痛、耳鳴り・・・など、

体調を崩される方が多くいらっしゃいました。


かく言う私も珍しく、10年以上も前に抜いたはずの親知らずがうずき、参りました。

口唇ヘルペスも出たということは、上に余分な熱が上がっていたんですねー。


熱いものは上に上がる性質を持っていますから、

体の中で生まれた余分な熱は行き場を失い、

目の腫れや乾き、口内・口角炎、顔の吹き出物、歯痛、頭痛など

頭部に不快な症状を引き起こします。


ナゼ余分な熱が生まれるのでしょう。

体は食べ物を食べると熱が生まれます。活動しても熱が生まれます。

暴飲暴食、もしくはその時の許容量を超えた食事内容では

胃の中に熱が溜まり、消化不良を起こしたり、吹き出物や口内・口角炎となります。


また、イライラなどのストレスも熱となります。

もうひとつ、見せかけの熱「虚熱」というものもあり、

これは体内を適度にクールダウンしてくれている水分などの「陰分」が不足した結果、

体を活動的にする「熱」が相対的に増えることで発生します。

このクールダウンさせてくれる「陰分」は、休息や睡眠で増え、

寝不足や過労で減り、体内に余分な熱が生まれます。


ということで、「口唇ヘルペス」も「歯痛」も「余分な熱」のせい。

ゆっくり寝ることが重要ですが、溜まってしまった熱を取り除かねばなりません。


こんな時役立つのが「合谷」と「曲池」。

これまでも何度もご紹介したツボなので覚えた方も多いでしょうが、念のため、


「合谷」(ごうこく)→手の甲側で、親指と人差し指の間にある凹み

「曲池」(きょくち)→肘を曲げた時にできるしわの先端にある凹み


この両方を同時に(もしくは交互に)痛みを感じるほどの強さで圧して刺激します。

歯が痛い時は見事に、ここだ!とまさに「ツボにはまる」感覚が出るので、

すぐに見つけられます。


右の歯が痛い時は右手、左の歯が痛い時は左手のツボを探してくださいね。

もうひとつ、手のひら側の中指と薬指の付け根の間にある「歯痛点」(しつうてん)。


ここも「合谷」「曲池」同様、先の細いもので思い切りギューーッと刺激しましょう。

これでじわじわと歯痛が治まりますが、痛い歯の傍にあるツボも使うとより効果的です。


まずは「頬車」。エラ付近で、食いしばった時に皮膚が盛り上がる辺りです。

もうひとつは「下関。耳の前にあり、口を開けたときにくぼみが出来る所です。


全身の疲労や「邪熱」から歯痛が起こっている場合は、

これらの処置で徐々に治っていきます。

逆に、1-2週間経っても痛みが取れない場合は、歯医者さんへ行きましょう。

今日ご紹介したツボは歯の痛みの他に、顔面全体に表れる不快症状にも効果的ですので

是非覚えて活用してみてくださいね。

もちろん、これらのツボへのお灸も効果的です。

では、気持ちよい秋晴れと少し進みの早い紅葉を十分に味わいましょう。

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