薬を飲まない薬剤師?!

花冷えという言葉がぴったりの冷たい雨ですが、

花たちも虫たちも、冬と春の間を行ったり来たりしながら、

出番を待っています。

新入生、新社会人ほか、新たな一歩を踏み出される方、

おめでとうございます!


何をするにも体は資本。

「食・息・動・想・環境」のバランスを保ち、

春の香りを胸いっぱい吸い込んでエネルギーとし、 気持ちよくスタートを切りましょう! ************* さて、先月は、明治薬科大セルフメディケーション学研究室石井文由教授による 「薬を飲まない薬剤師、サプリを摂らない栄養士」サプリ編についてお伝えしました。 今回はお薬についてです。

「さて、質問です。あなたの乗っているボートに穴が開いて水が入ってきました。  あなたはどうしますか?A.水を汲み出す B.穴をふさぐ」 全員がB.穴をふさぐ を選んだところで、石井教授が一言。 「でも、ボートに水が半分以上溜まっていたら、穴をふさぐだけでは沈んでしまいますね。 だからと言って、水を汲み出すだけでは疲弊し、結局沈んでしまうことになる。 ですから、状況によって採る方法を変える必要があります。 この場合、『A水を汲み出す』がいわゆる薬による対症療法で、 『B穴をふさぐ』は自己免疫による根本療法に当たります。

あれ?薬が穴をふさいで体を治してくれるのではないの?と思われた方、 薬はたまった水を汲み出すだけで、 穴をふさぐのはあなた自身の体なのです。 『溜まった水を汲み出す作業で疲れてしまう』というのは、薬による副作用です。 薬は肝臓で解毒され、腎臓で再度完全に無毒化されて尿として排泄されるまで、 体内をめぐり続けます。 肝臓がアルコールを分解するのはよく知られていますが、同様に薬も分解するのです。

そのほかに胃腸で消化した食べ物も分解無毒化しますし、 消化液の一つ『胆汁』を作ったり、糖質タンパク質脂質を分解・合成して 体の中で使えるエネルギーを取り出すなど、「身体の化学工場」と呼ばれ、 非常に重要な働きを担っています。 肝硬変などで肝臓が機能しなくなると、生きていることはできません。 また、腎臓はご存知尿を作る機関ですが、全身の血液が腎臓を絶え間なく通り抜け、 腎臓のフィルターで必要なものと不要なものがフィルターにかけられ、 これまた肝臓とダブルチェックで体を守っています。 腎臓が傷んだ透析患者さんの大変さを見ると、いかに腎臓が重要かが分かります。 お薬はその効果と引き換えに、これら肝臓腎臓に負担をかけるわけです。 ですから、長期にわたる服用は、私たちの体自体をむしばみ、疲弊させている、 という自覚を持ち、穴をふさぐ努力も同時にせねばなりません。 副作用のない薬は存在しない。 すべての薬には多かれ少なかれ必ず副作用があることを覚えておいてください」 「風邪をひいて熱が出たときのことを思い浮かべてみましょう。 ウイルスや細菌が入ってくると、体の免疫細胞が戦い、その際熱を出します。 熱は免疫細胞が活性化している証拠なのです。 それなのに、熱が出た!大変だ!とすぐに解熱剤を服んでしまうと、 せっかく働いている免疫細胞は動きを止められてしまいます。 結果治りが長引いてしまいます。 だからと言って絶対に薬を飲むなと言っているわけではないのですよ。 乳児や高齢者、脱水症状が起こるほどぐったりしている場合などは 穴がふさがるのを待つより、水を汲み出さないと沈没してしまいます。 そこを見極めながら薬は使用しましょう。 咳止めや鼻汁止めも同様で、それ自体が穴をふさいで治してくれるわけではありません。 あくまで穴をふさぐのは自分の免疫力なので、 夜眠れない、日常生活にひどく影響する場合を除いては 安易な服用は避けましょう」 と、薬剤師さんからの東洋医学的見解に、会場は一同軽い驚きで満たされていました。 ところで、「セルフメディケーション減税」についても触れられていました。 風邪薬、鼻炎用内服薬、胃腸薬、関節痛・腰痛などの湿布薬ほか、 薬局で購入したお薬が¥12,000を超える分は医療費控除対象となります。 ただし、健康診断を受けている証明書を出すなど、結構面倒そうです・・・ 気になる方は、最寄りの調剤薬局などでお問い合わせください。 使える制度かどうかはともかく、膨らみ続ける医療費対策の一つとして、 国が予防医学に目を向け、動き出していることは事実です。 鍼灸治療や食事療法、運動療法は、自己免疫を上げる最高の方法です。 お灸には造血作用があり、免疫そのもの「白血球」を増やしてくれますし、 鍼にも血流を上げ、痛みを出す発痛物質などを洗い流してくれる作用があります。 もちろん、鍼灸治療も、医療費控除対象です。 温かくなり、身体づくりにも適した春、 食べて動いて、ケアして、活動的に春を過ごしましょう!

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